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この審判要注意!?

課題

 サッカーの試合に、登場する人物で、重要な役割を果たす存在として、審判の存在を挙げることができます。 この審判の判定が、その試合の勝敗の勝敗を大きく左右することは、想像に難くないでしょう。
 また、試合を観戦していると、審判が人間のため、判定の基準が厳しかったり、ゆるかったり個人差が あるように感じることも、しばしばあるように思われます。
 判定の厳しい審判により、レッドカードが提示され、当然、一人少なくなれば戦況が厳しく、 応援しているチームが、不利になることは間違いありません。
 ここでは、審判ごとの、カード(警告・退場)提示率を集計し、審判の判定がをサッカーの試合結果に どのように影響を与えているか、考えてみましょう。

課題:審判ごとの、カード(警告・退場)提示率を集計し、カードを出しやすい審判を抽出せよ。以下は集計例です。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計1

※カードの提示率は、あくまで、様々な条件が重なったことによるカードの提示に関する 統計的なデータであって、決して、審判の人間性を示す指標ではありませんので、あしからず。

集計方法

 審判ごとの、カード提示率を算出するには、審判が主審として試合に出場した回数と、 その試合で提示したカードの枚数情報が必要となります。従って、以下の2段階の手順を踏んで、 集計方法を説明したいと思います。

抽出・集計手順

 (1)まず最初のステップとして、FootcelSrchの全抽出機能を利用し、 集計するのに必要な、審判ごとの主審としての出場回数表を抽出します。 FootcelSrchの全データ情報抽出ボタンを押下し、保存されている全てのデータを抽出しください。

 うまく抽出できれば、以下のような表が出力されると思います。 サッカーの試合における審判のカード提示率集計2



 (2)次にこの表をもとに、エクセルのピボットテーブル機能を利用し、 審判ごとの出場回数を集計します。

 抽出された表データを全選択し、ピボットテーブルのアイコンをクリックしてください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計3



 (3)ピボットテーブルの設定画面が表示されるので【OK】ボタンを押してください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計4



 (4)ピボットテーブルのフィールド設定で、"主審"の項目を"行"に、さらに"値"の項目にも、"主審"を ドラッグ&ドロップにより、挿入してください。主審ごとの出場回数表を作成したいので、"値"に挿入した"主審"の 値フィールド設定を"個数"にしてください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計5



 (5)ピボットテーブル機能により、自動で、各審判の出場回数表が集計されます。 例では、3人とも同じ出場回数となっていることが分かります。 正しく集計されていない場合は、"値"に挿入した"主審"の値フィールド設定が"個数"になっていることを確認してください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計6



 (6)ピボットテーブル機能により作成した表をコピペにより、新規シートにコピーして、図のように表を整形してください。

 この表は、後に、カードの提示率を算出するのに必要となりますので、大事にとっておいてください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計7

 (7)審判の出場回数が集計できたので、続いて、審判ごとのカード提示数を抽出・集計したいと思います。 それにはまず、FootcelSrchの抽出機能を利用し、警告・退場情報を抽出します。 FootcelSrchの警告・退場情報抽出ボタンを押下し、以下の画面を表示してください。

 審判ごとのカード提示数を集計したいので、出力対象項目に、主審の項目を追加します。 また、集計したい期間があれば、期間も入力してください。 基本的に、抽出条件を空白にすると、全データの抽出となります。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計8



 (8)抽出条件に問題がなければ、【OK】ボタンを押して、抽出処理を実行します。 うまくいけば、以下のようなデータが抽出されることになります。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計9



 (9)次に、エクセルのピボットテーブル機能を利用して、審判ごとのごとのカード提示数を集計します 抽出された表データを全選択し、ピボットテーブルのアイコンをクリックしてください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計10



 (10)ピボットテーブルの設定画面が表示されるので【OK】ボタンを押してください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計11



 (11)ピボットテーブルのフィールド設定で、"主審"の項目を"行"に、"警告_退場"の項目を"列"と"値"に、 ドラッグ&ドロップにより、挿入してください。審判ごとのカード提示数を作成したいので、"値"に挿入した"警告_退場"の 値フィールド設定を"個数"にしてください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計12



 (12)ピボットテーブル機能により、自動で、審判ごとのカード提示数(警告と退場)が集計されます。 正しく集計されていない場合は、"値"に挿入した"警告_退場"の値フィールド設定が"個数"になっていることを確認してください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計13



 (13)ピボットテーブル機能により作成した表をコピペにより、新規シートにコピーして、図のように表を整形してください。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計14



 (14)手順(6)で、出来上がった審判の出場回数データと、この表をつき合せます。 データ数が少ないので、手入力で、結合させても問題ありませんが、ここでは、エクセルのVLOOKUP関数を 使って、データを結合させます。

※ここでは、同じシート内に、審判の出場回数表がありますが、異なるシートにあってもOKです。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計15



 (15)表に、カード提示率の項目を追加し、カード提示率の計算式は各セルに設定します。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計16



 (16)出来上がった表を、お好きなレイアウトに変更し、カード提示率表の完成です。レイアウトの変更については、 基本的なエクセル操作なので、割愛します。

サッカーの試合における審判のカード提示率集計17
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