フットボールとは広義で、相手側のゴールにボールを蹴り込むことにより得点とみなし、その得点の数を競うことにより勝敗を決する競技の総称である。その中でサッカーは、アソシエーション式フットボールと呼ばれ、GKやスローインを除いて、ほとんどの場合において、手を使用することが禁じられているスポーツである。扱いにくい丸い球形のボールを足でコントロールするところに、この競技の、面白みの一つがあると言える。4年に1度開催されるFIFAワールドカップは、オリンピックと並んで、世界で最大規模のスポーツの大会といえる。単独の競技という点では、世界一のスポーツの祭典と言えるのではないでしょうか。また、世界各国への、競技としての普及率も世界一の競技である。 この競技のことをフットボールと呼んでいる国の方が圧倒的に多く、サッカーと呼んでいる国は、一部に限られる。サッカーと呼ぶ一番の理由としては、サッカー以外のフットボール(例えば、アメリカにおいてはアメフト)と区別するためである。サッカーの語源は、Associationのsocに、-erを付与してsoccerとなったと考えられている。競技そのものの起源は、一般的に、中世のイングランドが発祥と考えられている。 |
フットボールと同義。 |
フットサルは、5人制サッカーで、11人制サッカーに比べると、フィールドの規模も小さくなっている。スペイン語の、futbol(フットボール)とsalon(室内)を表す単語を合成した造語で、室内サッカーが語源にある。フットサルは、1989年にFIFAの管理下におかれ、競技規則も1994年に統一化された。 |
ビーチサッカーは、その名の通り、ビーチ(砂浜)で行われるサッカーのことである。ブラジルが発祥の地で、2005年からFIFA主催による、ビーチサッカーのワールドカップも開催されている。競技の規模としては、人数は5人となっており、フットサルと同等であるといえる。砂浜でのプレーとなるので、当然といえば当然であるが、スタミナを消耗しやすく、足を取られやすいというのがビーチサッカーの特徴である。 |
ブラインドサッカーとは、視覚障害者による5人制サッカーである。ボールの音や、選手の声といった聴覚を頼りに競技するスポーツである。競技規則については、FIFAの定めたフットサルの競技規則を基本として、ブラインドサッカー用に定められている。視覚障害の程度によって、選手がB1~B3のクラスに分けられおり、B1の対象者はアイマスクが必須で、B2、B3についてはアイマスクの装着が不要である。また、ゴールキーパーについては、視覚による制限がないため、健常者がプレーすることも可能である。ブラインドサッカーは、国際視覚障害者スポーツ連盟(IBSA)の管理下にあり、パラリンピックの競技のひとつでもある。 |
リーグの元々の意味は、複数のチームからなる同盟・団体のことである。リーグ戦を行っているチームや団体のことを指すことが多い。 |
リーグ戦方式は、トーナメント形式とは異なり、複数のチームで行われる総当り戦の試合・大会形式のこと。 |
競技において、勝ち抜き線により優勝チームを決定するための方式の一つである。参加チームがnチームとすると、全試合数はn-1試合となる。 |
サッカーの試合において、複数の対戦を行った場合の、勝者を確定するための制度である。引分けも含めた勝敗に応じてを、勝ち点を付与する制度で、勝ち点の多い方を上位とする制度。サッカーでは、勝ちを3点、引分1を1点、負けは0点とするやり方が一般的である。 |
試合中の選手交代や、負傷者の搬出に費やした時間を、アディショナルタイムにより、補完するのではなく、負傷者が出た際に、試合時間そのものを停止し、試合を継続する制度のこと。 |
規定の、前後半の時間内では、勝負がつかず、延長戦を行う場合に、先に得点を挙げたチームを勝利チームとする方式のこと。Jリーグの発足時に、採用していた方式である。サドンデスという表現がネガティブな印象を与えるため、Jリーグでは、Vゴール方式と名称を変更した。国際標準では、ゴールデンゴール方式と呼んでいる。 |
サドンデス方式と同義で、規定の、前後半の時間内では、勝負がつかず、延長戦を行う場合に、先に得点を挙げたチームを勝利チームとする方式のこと。サドンデスという表現がネガティブな印象を与えるため、一般的に、ゴールデンゴール方式と呼ばれるようになった。 |
Jリーグが採用していた、サドンデス方式の別称で、サドンデスという表現がネガティブな印象を与えるため、Vゴール方式と呼ばれるようになった。 |
競技規則(Laws-of-the-Game)。サッカーの試合を行うために必要な規則や、守らなければいけない規則のこと。FIFAの公式ルールブックには、規則を表す単語に、Ruleではなく、Lawが使われている。従って、本用語辞書内の文章では、ルールという語句は、基本的に使用せず、基本的に、競技規則という語句を採用している。 |
サッカーの試合を行うために必要な規則や、守らなければいけない規則のこと。ちなみに、FIFAの公式ルールブックには、規則を表す単語に、Ruleではなく、Lawが使われている。 |
ボールをキープすること。 |
サッカーの試合において、局面ごとに守備をしているチームの側のこと。または、守備をしている行為そのもののこと。 |
サッカーの試合において、局面ごとに攻撃をしているチームの側のこと。または、攻撃を行っている行為そのもののこと。 |
アジリティ(Agility)とは、機敏さ、素早さ、敏しょう性といった意味である。サッカーにおいては、単純に動作の素早さだけではなく、状況判断の素早さもアジリティの一つに含まれる。 |