レフェリーの指示のもと、両チームの代表者により、競技開始前に行われるコインの裏表を当てる対戦のことである。元々は、このコイントスに、勝った方が、キックオフ時のサイドもしくは、キックオフを選択する権利を得ていたのですが、競技規則改正により、現在は、コイントスに勝ったチームが、サイドを選択することができ、負けたチームが、前半のキックオフを与えられる規則となっている。また、このタイミングで両チームの代表者により、ペナントの交換なども行われている。延長戦に突入した場合、再度、コイントスを行う規則となっている。 |
サッカーの競技において、競技の開始もしくは、再開するときの手段で、フィールドの中央に位置するセンターサークルにて、行われる。 基本的なキックオフの手順、規則は、以下の通りである。 ・キックオフ時は、すべての選手が自分のエンドにいなければならない。 ・キックオフにて、ボールが蹴られるまで、相手チームは、9.5m以上離れていなければならない。すなわち、センターサークル内(半径9.5m)に入ってはいけない。 ・ボールはセンターマーク上に設置し、キックオフを開始すること。 ・主審のホイッスル後、キックオフを開始する。 ・最初に、ボールを蹴った選手は、他の選手が触れるまで、再度ボールに触れることが出来ない。 ・キックオフの開始時は、ボールをどの方向に蹴っても構わない。 ・キックにより、明らかにボールが動いたときインプレーとなる。 ・キックオフから、直接ゴールに入った場合、得点として認められる。 キックオフを行うのは、以下のケースである。 ・競技の前半開始時、コイントスで決定したチーム側にて、キックオフ。 ・得点が入った場合、得点を入れられたチーム側にて、キックオフ。 ・競技の後半開始時、前半とは違う、もう一方のチーム側にてキックオフ。この際、前半のエンドとは、それぞれのチームで入れ替わる。 ・延長戦前半については、再度、コイントスを行う。延長戦後半は、延長戦前半のチームとは異なる、もう一方のチーム側にて、キックオフを行う。この際、延長戦前半のエンドとは、それぞれのチームで入れ替わる。 |
サッカーの競技において、ボールを蹴ることをキックと呼んでいる。 |
サッカー競技において、ボールを動かす手段の一つで、ボール保持者が、味方チームの選手へ、ボールを渡すこと。サッカーの場合、ボールを渡す手段は、キックが大半となるが、スローインや、ヘディング、トラップによるパスもある。また、パスをした選手、もしくは、パスの能力に長けた選手のことを、パサーと呼ぶ。 |
シュートとは、ボール保持者がサッカーの得点を狙って、相手のゴール内にボールを、キックやヘディングなどで、入れようとした動作のことで、得点に結びついたかどうかという、結果については問われない。 |
スルーとは、自分に向かってパスが送られた時、パス方向の延長線上に、自分以外の味方選手がいた場合、自分はボールに触れず、延長線上の味方選手に、このパスを通すことである。これは、パスが自分の方向に向かってくるので、相手選手の注意またはマークが自分に引き寄せられる。その為、スルーが成功し味方選手がパスを受けた場合にスペースが出来やすく、大きなチャンスになる可能性がでてくる。 |
フェイントとは、パスを出すと見せかけて、出さなかったり、違う方向へパスを出したりするといった、見せ掛けのプレーのことで、自分の本来の狙いとは違うところへ相手チームの選手の注意を向かせ、困惑させるために用いる。 |
サッカーの競技において、ボールを運ぶ手段の一つで、手以外の、足や体の一部を使ってボールを転がしながら、運ぶこと。とある漫画では、ドリブルのポイントは、ボールとお友だちになること、ということだそうです。ドリブルに長けている選手のことを、ドリブラーと呼んでいる。 |
自分に向かってきたボールを、身体の一部を使って、次の動作を起こしやすい位置にボールをコントロールすること。この動作の1回目をワントラップ、2回目をツートラップと呼んでいる。相手の守備陣の対応を遅らせ、攻撃を有利に展開するためには、このトラップの回数や質を抑えることが非常に重要となってくる。 |
サッカーでは、向かってきたボールをコントロールする動作のことをトラップと呼んでいるが、ワントラップとは、1回目のトラップのことである。 |
スライディングとは、体を倒しながら、足から地面を滑り込むこと。地面を滑り込むことによって、相手ボール保持者のドリブルを阻止、または、ボールを奪うことを目的に行われる。スライディング・タックルとも言う。 |
タックルとは、相手選手に意図的にぶつかったり、飛び掛ったりすることで、サッカー競技においては、反則(チャージング)となっている。例外として、ボールに対して滑り込みながら、行うスライディングタックルについては、認められているが、選手の後ろからのスライディングタックルについては、危険行為とみなされ反則となる。 |
反則につていの記載、チャージングを参照のこと。 |
チャージングは相手選手にチャージ(体当たり、突撃)することで、サッカー競技においては、反則行為と定められている。しかし、肩を使ったチャージングについては、許容されているが、選手の背後からや、ボールを持っていない選手に対してのチャージングは反則となる。 |
反則による中断や、ボールがアウトプレーとなり中断した場合に、フリーキックやコーナーキックといったボールを一旦、フィールドにセットして、再開するプレーのことである。 ・コーナーキック ・ペナルティーキック ・ゴールキック ・反則によるフリーキック(間接・直接) |
セットプレーと同等である。 |
サッカー競技において、アウトオブプレーになった場合の競技再開、すなわちリスタートの手段である。競技中にボールがタッチライン(サイドライン)を割って、フィールド外に出たときに行われる。この際、スローインを行うチームは、ボールがフィールド外に出るとき、最後にボールに触った選手のチームと、反対側のチームとなる。 スローインの遵守事項は、以下の通りである。 ・スローインは、フィールド方向に向かって行わなければならない。 ・スローイン時は、両足がライン上もしくは、タッチラインの外側になければならない。 ・スローインは、両手でボールを掴んでいなければならない。 ・スローインの際、ボールは、背面から頭上を通過しなければならない。 ・スローインは、ボールがタッチラインを割ったところで、行わなければならない。 ![]() |
自分の周囲にきたボールをトラップせず、ワンタッチで、次の動作(パス、シュート等)につなげること。ダイレクトプレーと同義。 |
自分の周囲にきたボールをトラップせず、直接(ダイレクト)に、次の動作(パス、シュート等)につなげること。ワンタッチプレーと同義。 |
現在、競技中の選手が退き、その代わりとなる選手が出場することを、選手交代と呼んでいる。交代のケースとしては、負傷により競技が不可能となった場合、もしくは、監督の戦況判断による選手交代が考えられる。 |
競技中に、負傷もしくは、反則(ペナルティ)による罰則で競技から退くこと。サッカーの場合、反則による退場は、審判の警告による累積2枚のイエローカードもしくは、1枚のレッドカードにより、退場となる。 |
守備側の選手が、守備のターゲットとなる相手攻撃選手に対して、ある一定の距離感を保ち警戒し、自由に行動(フリーにさせない)、攻撃させないことである。特に、ある特定の守備側の選手が、ある特定の攻撃側の選手に対して行うことを、マンツーマンマーク、略して単に、マンツーマンと表現する。 |
ある守備側の特定の選手が、ある攻撃側の特定の選手に対して、マークにつくこと。略してマンツーマンと表現することもある。 |
マンツーマンマークと同義である。 |
パスの受け手となる選手が、ボールを保持している味方選手を追い越して、前線に飛び出すこと。厳密には、ボール保持者の外側(サイドライン側)を通る場合をオーバーラップ、これに対して、内側を通る場合をインナーラップと区別出来る。しかし現在では、これらの区別をすることが少なくなっており、いずれの場合もオーバーラップと呼んでいることが多い。![]() |
パスの受け手となる選手が、ボールを保持している味方選手の内側を追い越して、前線に飛び出すこと。これと区別して、外側(サイドライン側)を追い越すことをオーバーラップと呼んでいる。![]() |
インナーラップと同義。 |
サッカーにおけるアイコンタクトとは味方同士で、お互いに目を合わせることで、普段練習している連係プレーや、パスのコース、タイミングなどの疎通を図ること。言葉を使わないので、相手に悟られにくいメリットがある。 |
ゴール(得点)に繋がった直前の、味方のパスのこと。 |
味方選手が、敵陣のゴールではなく、自陣のゴールに得点を決めること。 |
オフ・ザ・ボールとは、ボールを持っていない状態のこと。これに対して、ボールを持っている状態のことを、オン・ザ・ボールと呼んでいる。ボールをキープしている選手がいれば、それ以外の選手は、オフ・ザ・ボールの状態にあるといえる。 |
オン・ザ・ボールとは、ボールをキープしている選手の状態のこと。これに対して、ボールを持っていない選手の状態のことを、オフ・ザ・ボールと呼んでいる。 |
相手にボールを奪われず、ボールを保持している状態のこと。 |