*スイーパー1システムは、ディフェンスの戦術の一つであり、センターバック2人と、その間にスイーパーを配置するのが、スイーパーシステムである。2人のセンターバックは、主に、相手FWとマッチアップし守備を行い、そのカバーリングを主とした目的としてプレーするのが、スイーパー(掃除する人)である。![]() |
守備側のディフェンダーが横一線に並ぶように、ディフェンスラインを制御し、攻撃側の選手がパスを出す瞬間にオフサイドラインを上げて、相手チームのオフサイドを誘発する(罠を仕掛けるという意味でトラップ)戦術のことである。失敗すると相手選手と自陣のゴールキーパーが一対一になってしまうので、失敗した場合は、失点のリスクが非常に大きくなる。そのため、守備側での意志統一、状況判断が非常に重要となる。![]() |
サッカーの戦術において、カウンターアタック(略:カウンター)とは、逆襲のことを意味する。守勢の際に、相手の攻撃を、パスカット、インターセプトなどで、ボールを奪い、そこから素早く攻撃に転じ、手薄となった相手チームの守備陣を一気に崩し、得点を奪おうとする戦術である。![]() |
カウンターアタックの略。 |
ディフェンスラインを高目に引き、相手陣地内で積極的にプレッシャーをかけて、ボールを奪い、素早く攻撃を仕掛けるカウンター戦術のこと。ショートとは、距離、時間に対して短いの意。 |
自陣内で、守勢の際に、相手選手からボールを奪って、一気にカウンターを仕掛けて得点を狙う戦術のこと。ロングとは、距離、時間に対して、長いの意。 |
イタリア語で、閂(かんぬき)という意味で、イタリアの、伝統的な、ゴールに鍵をかけたような強固な守備戦術を表す比喩として使用される言葉である。ちなみに、閂とは、扉が開かないように、左右の扉、もしくは、扉と枠に通す棒状の金物や木材のことである。![]() |
サイドアタックとは、ピッチの、タッチラインよりのエリアからの攻撃のこと。サイドをドリブル突破したり、中央へのセンタリングにより得点を狙う戦術のことである。![]() |
サイドアタックと同義。 |
スリーバックとは、ディフェンダーを3人配置するディフェンスの戦術である。ディフェンスラインを3人で守ることになるので、3人に高いセンターバックの能力が必要となる。![]() |
守備の意識の対象が、相手選手ではなく、ゾーン(空間)にある守備戦術のことである。これに対して、相手選手を意識した守備戦術に、マンツーマンディフェンスがある。 |
相手チームの状況に応じて、ゾーンディフェンス、プレスディフェンス、オフサイドトラップを臨機応変に適応させて、ボールを奪い、攻撃に結びつける戦術のことである。 |
ボランチを2人配置する戦術である。![]() |
1970年代のオランダの戦い方を評して、トータルフットボールと呼んでいる。その中心にいたのが、クライフである。トータルフットボールの言葉通り、この戦術の特徴的な点は、ポジションチェンジを繰り返し、チーム全員による攻撃・守備という流動的な戦い方が挙げられる。言い換えると、ポジションにとらわれない戦い方と言うこともできる。また、高い位置からの激しいプレッシングも特徴的な点の一つで、これは、複数人の選手で相手選手を囲み、ボールを奪い、素早く攻撃に転じるというものであった。この高い位置からのプレスが、結果的にディフェンスラインを押し上げることになり、相手チームのオフサイドを誘発することにつながりました。これが、後のオフサイドトラップへと発展した。![]() |
前線に、多数の選手(場合によってはGKも)を配置し、そこにロングパスを多用することにより、得点を狙う攻撃的戦術のこと。 |
ファイブバックとは、ディフェンダーを5人配置するディフェンスの戦術である。基本的には、ディフェンスラインを3人で守るスリーバックシステムに近い形で、中盤のウイングバックの2人が下がってきて、より守備重視な役割としてプレーする戦術である。![]() |
相手選手のディフェンダーやミッドフィルダーに対して、前方(Fore)から、プレスをかけボールを奪いに行く守備戦術のことである。 |
フォーバックとは、ディフェンダーを4人配置するディフェンスの戦術である。中央の2人がセンターバックとして、プレーし、その両側にサイドバックを2人を配置して守るやり方である。![]() |
プレスディフェンスとは、ディフェンスの戦術の一つで、単独もしくは、味方の複数人の選手で、ボールを持っている相手選手に対して、寄せて行きボールを奪うディフェンスのことである。また、相手に寄せていく行為のことをプレッシングと呼んでいる。![]() |
ボールポゼッションは、自チームがボールを支配・保持するという意味である。従って、ポゼッションフットボールとは、試合を通して、ボールのキープ率を高め、試合の主導権を握ることを狙った戦術のこと。 |
守備の意識の対象が、相手選手にあり、相手の特定選手を、味方の特定選手がマークする守り方のことを、マンツーマンディフェンスと呼んでいる。Man To Man(ある一人に対してある一人)。これに対して、守備の意識が選手ではなく、ゾーンにあるディフェンスのことを、ゾーンディフェンスと呼んでいる。![]() |
人がポジションチェンジや、ボールのないところで、フリーランニングを繰り返す、それにより、パスが受けやすい(出しやすい)状態ができる。そこにパスが出て、ボールが動くことによって、さらに人が動く。この一連の流れを繰り返すのが、ムービングフットボールである。 |
オフサイドトラップをしかけられるようディフェンスラインをコントロールする守備の戦術。 |
英語のRetreatは、撤退、後退の意味である。サッカーにおいては、自陣内で、引いて守り、守備を固める戦術のことである。従って、守備は強固なものになるが、相手のキープ率が非常に高くなってしまい、守備時間が長くなる。逆に、ボールを奪うことが出来れば、カウンターのチャンスになる。![]() |
選手をポスト(支柱)に喩えた攻撃の戦術のこと。味方からのパスや、こぼれ球が渡ってきたときに、攻撃の起点として、ポストのようになり(場合によっては相手選手を背にして)、ボールを落とし、自分自身や他の味方選手にボールを受け渡し、攻撃を展開し得点につなげようとする戦術のこと。ポストとなる選手は、相手DFのマークや競り合いに、負けてはいけないため、フィジカルの強さや、身体能力の高さが要求される。日本のサッカーでは、代表監督がオフト監督のときに、よく使われるようになった用語である。![]() |
2人の選手がポストプレーのターゲットとなる戦術のこと。 |
広義では、バックスを2人配置するフォーメーションのことである。Vフォーメーションと呼ばれる2-3-5システムが、主流であった頃に、生まれた言葉である。![]() |
2000年ごろのジュビロ磐田が採用していた、フォーメーションで、当時の中心だった名波選手のイニシャルNと、中盤を構成している5人の配置がN字になっていることから、N-BOXと呼ばれるようになった。![]() |
4-5-1、4-2-3-1、4-3-2-1などのFWを一人配置する戦術隊形(フォーメーション)のこと。1トップの選手に求められる能力には以下のようなものが挙げられる。 ・得点を取ること。 ・前線でためをつくるポストプレーにより、攻撃の起点となること。 ・クロスボールなどのハイボールに対して、空中戦で相手に競り勝つこと。 ![]() |
ツートップとは、3-5-2や4-4-2などの、FWを2人配置するフォーメーションのことである。また、ツートップは、和製英語で、英語では、two up top、two forwardsなどと表現する。![]() |
4-3-3や3-4-3などのようにFWに3人を配置した攻撃的なフォーメーションのこと。![]() |
フォワードの選手が中盤まで下がってプレーする戦術のこと。特にこの中盤まで下がってプレーするフォワードのことをフォルスナインと呼んでいる。![]() |