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データのダンプ

概要

 今回は、データのダンプツールを紹介したいと思います。ダンプツールとは、メモリ上のデータや、ファイルの中身のデータを、16進表示などのある規則性に基づき表示し、データの内容を確認するツールのことです。

 ダンプは、英語でドサッと落ちるという意味です。システムの世界では、ある量のデータを落とし込む、すなわち、保存するという意味合いで、ダンプと言う表現が使われていたと思うのですが、いつのまにか、その落とし込んだデータを確認することに、使用されるようになったようです。『ダンプしたデータを確認する。』ということが、『データをダンプして確認する。』に変化していったと思われます。


 同等の機能を有するツールに、一般的には、バイナリエディタなどがありますが、これはファイルの中身を編集したりすることも可能です。しかし、今回、紹介するサンプルは編集機能は実装しておらず、データの閲覧のみの機能となっています。


 システム開発のデバッグや、データの中身を確認することに利用できると思いますので、もし良かったら使ってみてください。


 ソースコードが以下からダウンロード出来ますので、参考にしてみてください。ソースコードは、Microsoft社の製品 エクセル向けに書いたものなので、利用するには、ご使用のコンピュータに、エクセルがインストールされていることが、必須条件です。


 以下がエクセルで動作しているサンプル画像です。

ダンプツールのサンプル



技術ポイント



改善案

 エクセルVBAの開発環境における、ウォッチウインドウでは、数値が10進でしか表示出来ません(私が知らないだけでしょうか??)。16進などで確認したい時が、非常に多くあり、その都度、電卓ツールを起動して、16進に変換して確認しています。この操作が非常に無駄なような気がするので、ダンプ結果をフォームなどに表示するようにして、もう少し容易に、確認できるようにならないですかねぇ。
 MSがウォッチウインドウを改善してくれると一番ありがたいのですが…


 もう一点、今回は、バイナリエディタを模倣して、SJISの表示領域を実装したのですが、世に広まっている文字コード体系に、ユニコードのものが、増えてきているようなところがありますので、SJISの表示領域をユニコード対応させるのも、ありではないでしょうか。色々な文字コードを選択して表示出来るようにすれば、尚、ベターかと思います。


免責事項

 作者は、本ソフトウェアの使用または使用不能から生じるコンピュータの故障、情報の消失、その他あらゆる直接的及び間接的被害に関して一切の責任を負いません。


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サンプルデータについて

 サンプルに含まれるデータは、私の創作によるものです、サンプルデータに含まれる個人名、会社名などの情報は、実在の人物とはまったく関係ありません。



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